2017年7月18日火曜日

「充実の日々とは・・・」

このところ、昼飯を食うと眠くなる・・・まるでお子ちゃまか、おじいちゃまだ。睡眠障害を意識してから何か月たつだろうか。始まりは去年の秋ごろだった気がする。気休めに眠剤を飲んで寝ることにはしているが、ベットの上をゴロゴロしている自分を意識しているから、結局は熟睡出来ていないということだけれど・・・

105歳で亡くなった「日野原重明」さんの訃報を目にして、俺はこんなんでいいのかな、などと改めて思ったりもする。75歳を過ぎてから第3の人生が始まる、とおっしゃったそうだ。日ごろ、俺はもう社会人52年生だと口に出し、人生のゴールをなんとなくイメージしている自分が、小さく見えてきたりする。ま、日野原さんは別格だけどね。「充実していること」それが基本だということだ。

今日、久しぶりに以前大変お世話になった「お坊様」の仏前参りをしてきた。今年17回忌だと伺ってびっくり!奥様に「間違えていない?」と言ったほど。会社を始めるにあたり、当時すべてこの「先生」の言う通りにした。「この方角にしなさい」「設立は何年何月にしなさい」「今タイミングではありません」「〇〇がいいでしょう」etc.

会社が軌道に乗って、恩返しができるようになったころ亡くなった。目の前が真っ暗な感じだったね。この先、俺は一人で大丈夫か?と不安に。だが、残された奥様が「藤原さんはもう大丈夫、卒業されましたから・・・知野がそう言ってました・・・」

※ 先生は「知野哲山」を名乗る真言密教のお坊さんだった。

今も、会社に知野先生が描いた仏画が当時と変わらぬ状況で飾ってある。変わったと言えば、周囲の壁紙が薄汚れてきたことだ。年月を感じる。先日、会社の部屋を担当する不動産屋さんが来て、このビルでわが社が、1、2番目に居住年数が長い、という話になった。先代から受け継いだ現オーナーも、不動産屋も、わが社の入居時のことを知らないのだ。

隣の部屋をぶち抜いてドアを新たに設置し、ベランダ部分を部屋として広げ、トイレとシャワーだった場所を倉庫に改築し・・・こんな勝手をすべて前オーナーは許可してくれた。それもこれも、長い年月の一ページ。この先を長いと思うか、まだまだと思うか、「充実の日々」を重ねる道のりは険しい・・・のかも。と、知野先生の仏前で思ったような、思わなかったような・・・(苦笑)